C.S.S×五十嵐トラウザーズ＋C.S.S×生地マイスター関根

SELECTIONS 2021.07.07

Code name C.S.S
(CATHEDRAL SENBA STYLE)

選ばれてもC.S.S
選ばれなくてもC.S.S

働くすべての人に。

ワークウエアとファッションの間の洋服です。

今回、弊社ではおなじみのスラックス職人、五十嵐トラウザーズに制作をお願いして出来上がったスラックスコレクション＋先シーズンとても好評いただきましたSILK-Tシャツのご紹介になります。

ビスポークをメインにRTWの既製品を毎年お願いして作成するのですが、毎回数が少なく少量生産でご紹介前に売れてしまう事が多いため急いでブログをアップしております。

共感してもらえる方がいて、お裾分け的なパンツがご提案できればという
ことで7本ご用意させて頂いています。

トラウザーズの用途にビジネス、普段着という概念がなくなりイージーパンツというカテゴリーで蔓延。
トラウザーズという定義がよくわからなくなっている現実なら、ご自身がそれぞれの用途に寄ってベストだと思うものを数本でいいから所有して欲しいと思っています。

デザイン、アウトライン

昔、サンプル作成してもらったノープリーツパンツを数カ所を変更。

ストレートパンツによくありがちな

視覚的にフレアパンツに寄ってしまいがちですが、膝と裾のサイズのバランスの仕上がりに感服しています。

生地
ウールとモヘア

ブラックモヘアは綾織という組織を利用すると見た目の変化、耐久性をコントロールできるので
年間150日着用可能の生地が完成します。

ブラックモヘアという響きは日本では礼服としての認識が強いのでブラウンを入れてカジュアルとドレス垣根をなくしています。

初めての真夏に特化したシリーズで今までリリースしたものより気持ちゆとりを持たせています。

よくあるビスポークパンツのディテールを入れるような既成服にはしていません。

余計なディテールは、極力排除

夏用なのであくまでスッキリと。

小股がどの既製服のパンツよりスッキリ見えヒップから前もものフィッテングが格別です。
立つ、座るといった人体の基本動作で体感していただけます。

72ウールトロピカル
名前からしても涼しげなサマーウール日本の湿度に負けないようにシワになりづらく、シワが戻りやすいように仕上げています。

シルクは通常細い糸を使いますが、敢えて野暮ったい太い糸。通常のフライスに比べ30%度を詰めて編む生地によりモッチリとした肌触りのTシャツです。

原料は中国産の絹紡糸を使用し日本で編み上げたシルク。

シルクは細い糸が織りなす薄い生地が多いことから弱いように思われますが、引っ張り強さは羊毛や綿よりも大きく、繊維の中では強靭な部類になります。

吸湿性に優れていて放湿速度が高く、保温性にも優れた繊維で、軽やかでとても肌当たりの良い生地です。

しなやかな特性を持ちながら、「冬は暖かく、夏は涼しい」快適な天然シルクを使用しております。

前回ご好評いただきましたシルクの生地をアップデートし、新たに生地を作り直しました。

1番手糸を太くし、生地の密度を30%詰めて作っているためしっかりした肉感がありつつ、肌に近いアミノ酸で構成されたシルクだからこそ、さらりとした感じがジメジメしたこの時期にはとても心地よくご着用頂ける一枚です。