OPUS JAPAN 銀座オリジナルデニムセットアップ

SELECTIONS 2020.06.28

理屈と規定とバランス

自分が中高生時代（25年くらい前）にたまに見かけた、コットンリネンのデニム。

40歳を迎えた今、新しく自分の解釈に落とし込まれたデザインに挑戦してみたいと思った。

伝統的な1930年代のワークウェアセットアップを、あえて爽やかさと上品さをプラスして、理解不明で難解なデザインに。

一方で、その難解さが、なぜかまとまったバランスになるよう、何度も修正して作り上げることができました。

昔からあるアメリカンヴィンテージの様な、理屈と規定が必要な物とは真逆に、もちろん、それらを理解した上で無視する事が面白い。

あくまで、現在の自分のスタイルや機能面を最優先に落とし込んだデザインです。

【コットンリネン生地との出会い】

デニムの産地岡山にて作成されているこの生地は、経糸にジンバブエコットンを使用し国内の紡績工場にてムラ糸に紡績しています。

「ジンバブエコットン」

アフリカのジンバブエ地方にて手積みのみで採取されたコットン。

機械を使わずに摘み取るため、繊維が傷まず上質な糸を作成することができます。

ジンバブエコットンは高級なドレスシャツにも使われることがあり、しなやかさが特徴のコットン。

その後、自社の染色センターにて中白のフェードブルーに染色、最新の高速織機を使用し生地に仕立てられています。

横糸には、麻の中でも希少価値の高いフレンチリネンを使用し、真夏でも快適に着ていただける生地感。

9.4ozという重さは、コットンのみならシャツなどに多く使われます。
ジンバブエコットンとフレンチリネンのコンビネーションで肌当たりが柔らかく伸縮性があり、履いている人の体に馴染む心地良い生地に昇華されています。

今回は、生地屋さんから

「私達はあくまでも裏方業だから、名前が出るより生地で」とコメントをいただきました。

作られている方々を紹介したかったのですが、今回は伏せさせていただきます。

開催スケジュール

CATHEDRAL GINZA
- 6/30(火)〜7/5(日)
CATHEDRAL ONLINE
- 6/29(月)〜7/5(日)※オンラインストアページは29日0:00〜になります。

ONLINE STORE受注分に関して

・先行予約商品です。
・納品は8月初旬〜中頃を予定しております。
・生地の都合上、生産の上限がございますので上限に達しましたら生産できない場合もございます。
・オンラインストアの機能上、オーダー時に全額をお支払いいただきます。
・予約後のキャンセルは承っておりませんので、予めご注意ください。
・代引きを選択された場合、商品到着時のお支払いではなく、注文書のみを近日中にお送りしますので、そちらで先にお支払いをお願いしております。
・お届け日時を指定いただいても、商品の納品後のお渡しになるためご希望に添えない場合がありますので、予めご了承ください。

COTTON LINEN DENIM COVERALL

ハンティングとワークを融合させたディテールデザイン。
4ボタンのカバーオールです。

ゲームポケットにパッチポケット、背中心にはトリプルステッチを施し、デザインと実用性を両立させています。

袖口には4つボタン本切羽を採用してジャケットの要素を。
前身頃は、ボタンを閉める位置で3つボタンジャケットの様に着ることができます。

特徴的なホワイトステッチは、2年くらい着用して経年し、デニムが全体的に色落ちしてきたときに色味がマッチするようにと、願いも込めて選びました。

ホワイトの猫目ボタンは、ガンガン洗濯しても耐久性のあるものをと、あえてプラスチック製のものチョイスしています。