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OPUS JAPAN「RE」+BRANDING

「RE」+BRANDING   

今後の展開と、第一弾のアイテムについて2部構成でお届けします。
長文となりますが、よろしくお願い致します。


「RE」+BRANDING   

これからの OPUS JAPANについて。
あらゆる職業が世の中の状況の変化に「適応」しなければならない、生きる残る強さとは何なのか。瞬発的な「強さ」を持っていても、時代の変化に対応できなければ、最終的には生き残ることが出来ないのではないだろうか。

昭和の営業職においては「電卓の機能を十二分に使える」ことは営業職のスキルの高さを示していたが、平成ではパソコンでの数値集計ができる事が当たり前になり、令和では直接会わなくても商談をまとめられなければ、時代に取り残されることとなった。

「適者生存」の分かりやすい一例。

私たちの店も都市部にある為、大きな打撃を受けています。その打撃は時間差で内部まで浸透し、仕入れ業者、生地業者、職人やさらには原材料の生産者や携わる全ての人々へと影響を及ぼしています。

日本で最も古くからあるサブスクリプションモデル、公共交通機関の「定期券」はある期間で一定回数以上使うことで、支払いよりもメリットが大きいからこそ成立してる。リモートワークが浸透する中、果たして4月以降の新年度はその存在自体が成り立つのか?公共の収益モデルの崩壊はあってはならないが、無策で迎えた場合崩壊の可能性だってあり得るかもしれない。

法人・個人、さらにマクロの視点で考えると、ほぼあらゆる仕事が繋がっていく事態となりそうだ。現状まだ経済活動のほとんどが人と人がリアルな接点をもつことで成立していた時代に、新型コロナはフィジカルコンタクトと外出自粛をかつてない規模の人数・エリアに強いた出来事。半ば強制的に、しかもついて来れない人達を振るい落としながら新型コロナウィルスは時代を進めている。あと2ヶ月もすれば定期券は何らかの型で進化するか、生まれかわるか、崩壊するか。

毎月、毎週、毎月、何処かで新しいスタンダードが生まれ、世の中を変えている現状において、私達に求められているのは微差の先に何が待つのかを考える力ではないだろうか。

社会が大きく変化をするときには、その手前に必ず「微差」が生じる。今回の新型コロナウィルスの騒動の中で、その「微差」がどれで、どのような「大差」に変化するのか、それを常に感じておく必要があると強く感じています。

東日本大震災、リーマンショック、バブル崩壊などのように10年単位で何かしら社会が大きく変化してきたことを思い出す事ができるなら、2021年は次の10年のサイクルの始まりな気がする。どれだけ理不尽な変化であってもコロナウィルス以前の時代にはもう戻らない。私たちは温めていた計画を実行しようと思っています。OPUS JAPAN は10年間積み上げた経験を活かし、次の10年間を考え動き出します。


OPUS JAPANとは

私達の作るオリジナルブランドの名称。そして社名でもあります。
消費者はメッセージも持たない、ただ消費するだけの物なんて要らないはず。消費者は意味なき消費をする人ではなくなったと思っています。
素晴らしいプロダクトは必ず純度の高い好奇心や、物に対する愛から生まれる事を私達は知っているし、消費者はそんな物を望んでいると信じています。

私達はそんな物と出会える現場が大好きで、お客様と答え合わせを日々してきました。たとえ小さなビジネスでも一見無謀とも思えるものでも、面白ければやる価値があると本気で思っています。

私達は物作りをしていますが、バイヤーはデザイナーにはなる事はできない事を知っています。0を1にするデザイナーには敬意を払っていますし、彼等の思考領域を知っているからこそ同じ土俵で勝負しようとは思いません。

私達バイヤーは常に世の中を広く浅く捉え、膨大な情報量を持ちその中からベストを探し自店舗の方向性を決めていきます、そして日々お客様から答えを突きつけられる。そう私達バイヤーは見ている数では負けないし、答え合わせができる現場にいます。その事こそが最大の武器だと思っています。

アーティスティックなアイデアも美しい手仕事も持っていませんが、私達は今の少し先を見据え、みんなが必要としている気分が上がる服を作る事ができるチームになりました。

そして今後は服作りのプロセスを可能な限り公表しようと考えています。
動機、着想、パターン、生地、縫製、そしてコストから上代の考え方まで。

年2回の展示会タームでは無く、月に1モデル、年間12モデルをリリースする予定にしています。今着たいものを、すぐに着れる時期に販売したいと考えました。

あらゆる情報をお客様と共有し、共にプロセスを踏む事で関わりを深めたい。完成した時の感動も一緒に共有したい、そしてそれを必要だと思ってくれる人の分だけを作りたいと思っています。

遠方のお客様にも安心して通信販売をご利用いただける様、正確な情報をあらゆる手段でお伝えする事をお約束します。

「伝え方」はこのプロジェクトを成功させる上で最も重要なファクターだと思っています。例えば裁断時に出た残生地を捨てるのではなく、生地見本として特性や生産背景と共に無料でお送りしようと思っています。
本来は気の済むまで体感し、納得してから買って欲しい。店舗でのユーザーの体験は試着です。この試着をじっくりと気の済むまで十分にできているという人は、一見のお客様ではなかなかいないのではないでしょうか?買う気がなければ声をかけるのも勇気がいる、また勇気をもって試着したとしても瞬時に意思決定をしなければいけない、体験を楽しむというには程遠い状態かもしれないと…

アップルストアや家電店では、心ゆくまで疑似体験が許されています。買う買わないに関わらず、自由に見ることができて当たり前。商品の機能も気の済むまで試すことができます。分からない点などもスタッフが親切に説明してくれる、ユーザーは十分納得してから購入できるんです。

本来はそれが理想です。

OPUS JAPANは何も隠さず、どんなご質問にも完璧な答を持つ様に努力し、メリットもデメリットも全てを伝えていきます。

第一弾 WOOL Tシャツの記事に続きます。


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