Pablo Picasso (Isabella Stefanelli)

Isabella Stefanelli season_V
“2”

2018年1月、パリ・ファッションウィークにてイザベラ・ステファネッリは、”2” と題されたseason_V ( 2018AW collection ) を発表しました。
ブランドを語る上で欠かすことのできないオリジナルのパターンメイキング、カッティング、縫製、染色、付属品、展示用品のすべてを自身の手で製作するという行為は現代に於いて異彩を放ち、そこから生まれるクリエイションからは、圧倒的な創造性と彼女の背景や思想を感じることができます。
”2” には、デザイナーとしての彼女を取り巻く環境や人生への向き合い方が偲ばせてあります。
「たて糸とよこ糸」「男性と女性」「右手と左手」「表と裏」「針と糸」…意識しないと見過ごしてしまいそうな日常のそこかしこに ”2” で構成されるモノやコトは在ります。
自分と世界（他者）とその「かかわり」を意味する ”2” を、イザベラ・ステファネッリは自身のクロージング・コレクションの随所で表現しました。

普通の人では知りえない領域がある。
知らなくて良いとも思うほどです。

彼女の領域で勝負しているデザイナーは当店でも数人しか存在しません。わかりやすいメインストリームのトレンドがある時には、必ずその裏側が存在するまさにパラレルワールド、光と陰で表すならダークサイド。
現れては消えて行く刹那的なトレンドが苦手な服好きにとって、この手の刺激が最後の砦と言えるだろう。
感覚的な側面と超精密に計算された側面、そのどちらも同居している。オリジナリティの強い独自のパターンは丸みのある中性的なシルエットで、動きが出る生地との相性が素晴らしい。背中の丸みや首元の吸い付き方等、随所にテーラーの技術も感じます。
知ってる人ほど震える服。
やはり天才。
今回の過去の偉人達からのメッセージは、アンディ・ウォーホールと、パブロ・ピカソ。

Mod. Pablo Picaso はワークウェア然としたノーカラージャケットスタイル。しかし首元や肩廻りの吸い付くようなフィッテイングは、紛れも無くテイラーの仕事を匂わせます。中胴腰裏に取られた拝みボタンが緩やかなウエストシェイプを産んでいます。使用されている生地は、アイリッシュスパンウールを旧式の織機で織り上げたスペシャルファブリック。織柄はイザベラがデザインし、自ら選定した糸を使い手織りの様な風合いに仕上げられています。

Isabella Stefanelli
Pablo Picasso

• PRICE
  • ASK
• COLOR
  • AIB-acorn-iron
• MATERIAL
  • Irish spun wool 100%
• Size
  • 3(L)

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