ジーンズシリーズ (HAND ROOM)

阿波正藍綛染

縦糸は徳島県の阿波正藍の綛染めで職人の手で少量ずつ何度も染色を繰り返し、丁寧に手染めしています。原綿には上質な米綿を使い、ナチュラルなムラ糸にして織っています。染と同じ徳島県の阿波正藍の工房での旧式力織機で縦糸を弱テンション設定にて時間を掛けてゆっくり織り上げます。
染、織のそのままの表情と風合いを残すため、防縮加工をせず製品でウオッシュ加工を施しています。スタンダードモデルのジーンズよりタイトなサイズになります。

阿波正藍染加工

正藍染めは、まずは藍草の葉を100日ほど掛けて醗酵させ藍玉という原料を作り堅木を燃やした木灰の灰汁を使って自然発酵させ、水に溶けない藍を水溶性に変えて染め液を作ります。これら藍玉と灰汁で建てる「本建て」工程を経て、藍草の葉にある「青藍」を醗酵させ、「白藍」として水に溶かし、藍甕の中で育み、そこに糸や布を入れて藍を付着させて、外に出すと酸素と結合（酸化）して、青藍に青く染まるのが正藍染めです。一度で濃い色に染められないために「染める」「絞る」「乾かす」の工程を何度も繰り返すことで色を染め上げます。

この手間暇を掛けて作られたジーンズは、独特の経年変化をします。
色落ちではなく色の変化を楽しむジーンズとなります。水での洗いや空気に触れてでの酸化色々な要因によって日々変化する独特のジーンズになります。
普通のジーンズで物足りない人や綺麗なままジーンズを履きたい方にお勧めです。

完璧主義者の作るスタンダード

インディゴ並びにブラックデニムは旧式力織機で縦糸を弱テンション設定にて織って、織り上がりの風合いとハードな表情を出来るだけ残しながら、縮率が安定した製品に仕上げるため、最近開発された無水サンフォライズ加工という新しい防縮加工を施しその上で製品洗いをかなりの高温のお湯で短時間付けて、軽くすすぎ、脱水もしないでそのまま天日乾燥をして仕上げていますこれでほとんどの残留縮率は取れると同時に、生地に含まれる糊はほとんど残っているので、はき込んでいった時のヒゲの凹凸がくっきり残り、綺麗なエイジングが楽しめます。
シルエットは、裾にかけてややテーパードの効いたパンツでヒップライン、腰回りもスッキリとした綺麗なラインなのでジャケットスタイルなどとも相性がいいです。
ヴィンテージライクなディテールなのにシルエットは、現代的で綺麗なパンツ悪く言えば、普通なのですが…究極の定番、新品は、ただのスタートで履き込んで育てる。履き込んで各々の個性ある一本に育てて見ては、いかがでしょうか？

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