Aquellos Ojos Verdes BISHU26AW
もう一度、同じシャツを買うことはありますか?
CATHEDRALのシャツと言えば、Aquellos Ojos Verdesのシャツです。
時にドレスを和らげてくれる。
時にカジュアルを品良く見せてくれる。
気に入ってダメになるまで着て、また同じシャツを買ってしまう。そんなシャツです。

シーズンテーマを知ってから洋服を見た際に一番に感じたのは、色々な部分での”力強さ”だった。
テーマにあるGeorge Mallory(ジョージ・マロリー)が残した”なぜ人はそこにあるものへ向かうのか。”とてもその時代の緊張感が伝わる言葉、またその時代の背景。 当時の英国を感じることのできるコレクションと感じた。
1930年代前後の英国といえば、大戦後の疲弊そして世界恐慌時代の真っ只中。 都会を離れ、美しい自然や山に癒しを求める人々が多く、だからこそ質実剛健な洋服が重宝されていた。


象徴として命を守るための「超高密度織り技術」の開発も盛んで、Ventileの誕生もこの時代付近でした。
登山やアウトドア、軍事において最も重要だったのが、天然素材を使った「防水・防風」技術の進化を求めてできた、質実剛健を象徴するアイテムです。
そういった時代の視点で見てみると、その匂いをしっかり感じるラインナップでした。
その時代を象徴する生地の一つとして、Moleskinも忘れてはいけないだろう。
「鉄鋼労働者や炭鉱夫」のワークウェアとして全盛期を迎えたり、イギリス貴族の「ハンティング・乗馬・登山(カントリースポーツ)」としても普及する。

しかしどこか今まで見てきたMoleskinとは違う…。
さすがAquellos Ojos Verdes BISHU。
職人の息遣いを感じるそのテキスタイル(生地)と仕立てで、見事にブランドのアイデンティティを感じるシャツへ昇華している。
190gと非常に軽量な生地となっており、日本の晩夏~秋に適した仕上がりになっている。

また着用や洗いを重ねることで艶が落ち着き、上質な表情へと変化するのも想像でき、相棒として共に育っていきたいと感じるシャツであろう。
そして一番に感動したのは仕立て。
イタリアのサルトリアのように驚くほど色気があり、エレガントな仕上がりだ。
体に程よく沿う綺麗なライン。そして肩周り。 可動域をしっかり考えた設計となっており、当時から現代に至るまで日常動作の中で生じる動きに合わせた設計になっている。
特に南イタリアでは「第二の皮膚のように快適に動けること」を極限まで追求しており、その文脈がヒシヒシと伝わる作りになっている。
自身もデスクワークが前職から現在まで多く、同じ姿勢を何時間も続けるという、身体にとって非常に過酷な環境で働いている。
だからこそイタリア(特にナポリ)のサルトリア精神が追求した「着ていることを忘れるほどの軽さと動きやすさ」は、現代のビジネスパーソンにとって、もはや単なる「お洒落」ではなく、「作業効率を上げ、疲労を軽減するための機能的なギア」として完璧に機能する。
Aquellos Ojos Verdes BISHUこそ、その頂点といっても過言ではないほど上品な佇まいでいられるシャツであろう。


Classic Open Over Shirt Dressed Moleskin

- COL:Deep Navy
- SIZE:2.3.4
- PRICE:¥46,200(tax included)
- モデル:は76cm65kgでサイズ3を着用
そして もう一つ、Classic Open Over Shirtの別の型がある。
それがVintage Twill 。
Classic Open Over Shirt Vintage Twill

- COL:Amber
- SIZE:2.3.4
- PRICE:¥46,200(tax included)
- モデル:は76cm65kgでサイズ3を着用
1920年代。ジョージ・マロリーをはじめとする英国の登山家たちは、雨や雪に打たれ、険しい岩肌に体を擦り付けながら、命がけで山を登っていた。
激しい雨風と摩擦を繰り返すことで、彼らの着ていた服の表面は自然と毛羽立ち、独特の「ヌメリ感」を持つタフな姿へと育っていったのです。
今回の生地は、そんな「過酷な自然に挑み、着古された先の美しさ」を、職人の手(シルケット加工ともみ洗い)によって最初から再現しているに違いない。
新品でありながら、マロリーたちが数ヶ月に及ぶ遠征の果てに辿り着いたような、歴史とストーリーを感じさせる極上の肌触り。
発想から細部に至るまで、100年前のロマンと「自然への畏怖」をそのまま纏えるような特別な1着に仕上がっている。



そして最後のシャツご紹介。
Aquellos Ojos Verdes BISHUの原点であり、真髄と思えるシャツ。
DRESS 2 Silk Nep Back Satin

- COL:Oyster White
- SIZE:2.3
- PRICE:¥52,800(tax included)
- モデルは176cm65kgでサイズ3を着用
Aquellos Ojos Verdesの真髄は白シャツにあります。優しい風合いとタッチ感のある白シャツです。
今シーズンのテーマは、1920〜40年代の英国登山家たちが残した足跡、そして歴史と緊張感を抱え続けるカシミール地方への旅路。 このシャツには、そんな壮大なストーリーが美しく、そしてリアルに落とし込まれているように感じる。
まず、触れて驚くのがその「圧倒的な軽さと清涼感」。 経糸には、通常の倍も捻りを加えた超強撚のキュプラ。これが、日本のうだるような暑さの中でも肌に張り付かず、風をサラリと通してくれる。
そして面白いのが、緯糸(よこいと)に配されたシルクネップ。
あえてツルツルにせず、素朴な節(ネップ)を残したシルクを使うことで、カシミール地方の乾いた土肌や、厳しい大自然のテクスチャーを表現している。 英国的な洗練されたドレス感の中に、どこかエスニックな奥行きが漂う。この絶妙なミキシングが、とにかく格好いい…。


シルエットにも、100年前の知恵が息づいている。
サヴィル・ロウの仕立てを思わせる、ウエストにかけてキュッと絞られていく美しいエレガンス。 それでいて、背中や袖山にはたっぷりと贅沢にギャザーが入れられている。
男の服から無駄な装飾が削ぎ落とされていった近代において、唯一「動くための機能美」として残ることを許されたのが、このシャツのギャザーだ。
インドの伝統衣装のように風をはらみ、動くたびに極上のドレープを描く。肩幅や身幅はシャープなままなので、決してだらしなく見えない。
今作から一回りコンパクトになった襟先も、大戦期のモダンな実用主義を感じさせてくれる。
さらに、ディテールへの偏愛はボタンにまで。
1930年代のアール・デコ期、フランスで作られていたヴィンテージのガラスボタンのような雰囲気。
あの不均一で美しい凹凸を、職人の手仕事によって「淡水貝(アンティークシェル)」で見事に再現している。
大量生産のプラスチックには絶対に出せない、不揃いだからこその温もりと凄みが、襟元に宿っている。
過酷な自然に挑んだ100年前の登山家たちのロマン。 そして、気の遠くなるような時間をかけて紡がれるカシミールの手仕事。
それらを日本の「尾州」という最高の舞台で、現代の長い夏をサバイブするためのハイテクな一着へと昇華させる。


“やっぱりシャツは楽しい”
デザイナーのその言葉の意味が、袖を通した瞬間にきっと体感できる、そんなシャツです。
ぜひ、店頭でこの奥深い肌触りを確かめてみてください。
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