CATHEDRAL × BROTHER BRIDGE
BROTHER BRIDGE
日本の靴作りの伝統を受け継ぎ後世に残す。BROTHER BRIDGEは靴の街、浅草に拠点を持つ靴ブランドです。伝統的な作り方を大切にしながらも、現代的な感覚を取り入れる感覚が素晴らしいブランドです。
靴の歴史を紐解き、スタイルの裏側にあるストーリを大事にしている、ワーク、ミリタリー、トラッド、スポーツの基盤となるデザインの意図を汲み、普遍的な価値を追求しています。
HENRY (ヘンリー)
一足の靴との出会い。CATHEDRALでは2シーズンに渡りHENRYのみの取り扱いがありました。私も日頃から愛用しているHENRYですが、ボクシングシューズをルーツに持つデザインで、グッドイヤー製法なのに、かなりしなやかな仕上がりが特徴です。そしてグリップが良く、水に強いDr SOLELEが採用されています。
HENRYはこのブランドの顔であり、おそらく一番人気のある品番だと思います。私達が取り扱いを始めた頃には既に、全国的に完売続出だったと思います。CATHEDDRALでも、いいサイズは中々店頭に並ばなかった靴です。
自分でも履いてみて色々とわかった事がありました。グッドイヤーなのにしなやかで、ソールのグリップがとても心地よく、水に強い。全体的なフォルムが非常にスマートですが、足はどこも痛くない靴、スマートは木型だから、くるぶし丈くらいのパンツで合わせることが多く、ロールアップしたくなったり、デニム、チノ、ミリタリー以外でも、スマートなスラックスとの相性も良かったりする。
2014年にファクトリーブランドとしてBROTHER BRIDGEが生まれ、2017年に、よりオリジンなデザインを模索する中で生まれたのがHENRYだと聞きました。
こういったシンプルで強いプロダクトが生まれる時、そこにはストーリーがあるはず、、、 折角の別注、やらせていただけるのであれば、やり切りたい。使いたい革のイメージ、ステッチの具合、ソール、やってみたい事は色々あるが、まずはデザイナーの鈴木氏に、どういった経緯でHENRYを生み出したのかを聞いて見たくなっった。デザイン的な話はそれからでした。
浅草の泪橋
BROTHER BRIDGEが作られているのは、靴の街、浅草。しかも泪橋周辺の所謂ドヤ街の近く、そう明日のジョーの舞台になった街だった。丹下拳闘クラブがあった場所。
BROTHER BRIDGEのデザイナー鈴木氏と浅草。浅草とボクシングの関係、ゾクゾクする展開、面白い事が起こる予感がする。
聞けば、辰吉が全盛期だった90S初頭、泪橋周辺の靴工場ではボクシングシューズが作られていたそうです、ウイニングという当時の靴を見せて頂いたが、極端に遊びの無い木型、特殊な革底、特殊な量産品的な面白い作りをしていました。
WININGは辰吉が全盛期だった90年代に浅草で作られていた。。
ジョーのモデルとなった街で、辰吉のシューズを生産していて、時が流れ、その街でBROTHER BRIDGEが立ち上がり、ボクシングをルーツに持つ、HENRYが作られている。という事です。これは偶然じゃなく必然。
聞けば、デザイナー鈴木氏の親父さんはボクサーだったと言います。。小さい頃からボクシングという特殊な世界を内側から見て来た彼は言います。
鈴木氏にとってHENRYは魂のデザイン。浅草の泪橋で生まれた、鈴木氏のだからできた靴だったのです。そんなHENRYにますます惹かれ、今回の別注となりました。
鈴木氏に見せて頂いた、かなり古い時代のアメリカ製のボクシングシューズ。
2017年に生まれた初代HENRY。物に対する愛、徹底したリサーチ、地の利が生み出したプロダクトですね。やっぱりこのモデルしか無いな、私はこのHENRYをいじらせて頂くことに決めました。
まずはファクトリーを訪れました。見慣れた定番マシンから、見たこともない、エアーを使ったアンティーレベルの吊り込みマシンまで、作られている環境を見せていただ来ました。得意な事や苦手な事、方向性が見えて来ますし、クオリテイィーチェックや携わり方も見えてくる。浅草の職人さんの熟練度は素晴らしいかったです。
裁断と組立。
超ベテランの吊り込み。凄まじい手際。
熱を入れ、僕が選んだハリのあるゴートが言うことをきいてくれるようにしている。
HENRYの曲線の強い足形に沿わせる作業。
アメリカ製のアンティークマシン。油圧でなく、エアーで動いていた。危険きわまりない作業だが、一部の迷いも手元だ。
ウエルトを縫い付けて。
吊り込んでいく。
底付け作業、Dr SOLEがドッキングします。
バリを整えて、エッジを削る。
コバインクを塗りかせね、
さらに磨きを施します。
黒紐とベージュのスーレースが付属します。
CATHEDRAL × BROTHER BRIDGE
繊維層の密度が高いGOAT LEATHERを選びました。初めて取引するタンナーと言う事で不安もありましたが、他のどの皮よりも、表面の強度が高く、張りはありますが、しなやかに育ついい皮でした。何より、HENRYの細身の吸い付くよいうなするエットが綺麗に出る革だと思いました。表面のシボ感もGOTA特有の味があり、マット面と磨きを入れた面の表情の違いも面白い、育てがいのあるHENRYが完成しました。
浅草の熟練の職人が、数十年ぶりにボクシングテーマの靴を作っている、そこには一人のデザイナーの魂のデザインがありました。
店頭展開は10/29(日)12:00 からの予定です。店頭にはサンプルがございますので、是非見に来てください。よろしくお願い致します!
10/29(日)12:00 オンライン及び店頭にて飯場開始したします。
- MOD / HENRY
- FAB / GCAT LEATHER WHITE STITCH
- SOLE / Dr SOLE
- SIZE / 6.1/2 7 7.1/2 8 8.1/2 9
- ¥ 66,000(税込)
BROTHER BRIDGE よりサイズチャートをお借りしました。ご参考になりましたら幸いです。
商品に関するお問い合わせ、サイズ感に関するお問い合わせは下記までお願い致します。
06-4797-7780
support@cathedral.jp