2020AW la favola

SELECTIONS 2020.10.10

身に着ける人それぞれの物語

デザイナーの平氏が手掛けるla favola（ラファーヴォラ）。

身につける人、それぞれに雰囲気がありその人の好みがあり、イタリア語で物語を意味するブランド名通り、洋服を通じて、身に着ける人それぞれの物語を紡いで欲しいという願いが込められている。

ドレスアイテムを得意とし、オーダーメイドなどを行っていたデザイナーの平氏の感性と、ミリタリーアイテムを彷彿とさせる、カジュアルとドレスのちょうど境目、着用するその人の生活にそっと寄り添う、そんなアイテムたちです。

SERVICE COAT

一般的にヴィンテージのワークコート(ショップコート)は、屋内でジャケットがわりにインナーの上に着ることを想定されているため、実はタイトなシルエットのものが多いが、そのワークコートをアウターとして着たい、という発想から生まれたのがla favolaのワークコート。

見た目としてはコート然とした生地にしたいが、軽い生地で仕立てたかったのでライトフランネルを選んだ。

従来のワークコートだとマチなしの平面的なポケットが付くことが一般的だがla favolaではカーゴパンツのカーゴポケットから着想を得た片マチありポケットを配し物を中に入れても不格好に見えないようなデザインにした。

ゴージを下げ、ラペル幅を太くし、しっかりと表情のある深めのＶゾーンにした。チェスターコートのようにラペルを開けてきるのもいいが、デザイナーとしてはフラワーホールのボタン(1番上のボタン)を留め、上衿を立て、他のボタンは留めずに大きなAラインを描き、空気を孕んだ形で着るのもおすすめです。

MODEL
- SERVICE COAT
FABRIC
- WOOL 90%
- LINEN 10%
COLOR
- NAVY
SIZE
- 1(S)
- 2(M)
PRICE
- ¥98,000-(tax)

ONLINE STORE

SERVICE JACKET

他のla favolaのトップス同様、肩はコンパクトに作り、サイドに絞りを入れすぎず、ドロップも設定せずに、裾にかけてAラインに見えるように蹴回しをたっぷりとっている。着丈は短くしているが、蹴回しを多くとることで、組下パンツとのバランスをとっている。かぶせ襟や、カバーオールのようなポケットや、意識的につけた下りなどワークウエアに見られる仕様を取り込みつつも、縫製についてはワークウエアの簡易なロックステッチなどを使うことなく、メンズテーラードに用いられる高級な縫製仕様を使って仕上げている。