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Yosuke Ishikawa 12/5 event

滲む時間 

12/5.6.7.8の3日間、梅田店にて今年の作成した作品28点を販売を開始致します。

yosuke ishikawa

0.13% の絶滅危惧種

「消えかけている日本のシルク」

大学卒業後バックパッカーとして世界各地を旅し、帰国後ホテルマンになった彼はコロナ禍をきっかけに現代人の新たな日常との向き合い方を模索するために、世界中の人々に幸福を与えるモノづくりし続けるデンマークへ留学する。

yosuke ishikawa

テキスタイルデザイナーである恩師のもとで手織りの技術を学びながら、モノづくりに対する深い思想や哲学を学び、2023年日本に帰国、愛媛県西予市にて衰退する日本の養蚕業に携わりながら、これまでの経験を活かした新たな活動を開始した。

yosuke ishikawa

愛媛県西予の繭は古からの製法で養蚕業を営んでいる地域です。

yosuke ishikawa
yosuke ishikawa

伊予生糸は伊勢神宮の式年遷宮や皇室の御料糸として採用されています。今や国産の生糸の流通量は全体のうち0.13%(2024年)となっており、このままではなくなってしまいます。

この様な日本独自の素材がなくなってしまうのは非常に勿体ない事、素材を通して産地や産業にも興味を持ってもらえれば幸いです。

yosuke ishikawa

CATHEDRALでは3回目の来阪イベントとなります。過去2回は初日に全ての商品がなくなってしまいイベントとしては成立しなかった…

今回のイベントは彼の一年間の仕事の結晶、28点が入荷します。彼が育てた希少な繭が今回の作品に織り込まれています、月2本の生産ペースと伺っていますので、まさに一年間の集大成となる作品が並びます。

yosuke ishikawa

彼の写真を見返していて…

デンマークでの修行時代、バックパッカーとして旅をしていた時の写真をもらった。彼の写真は優しさで溢れていて、独特の色彩感覚と、愛らしさは今回の作品にも通じていると感じます。

yosuke ishikawa

彼の作品はアートピースではありません、用を足す事を主としており、使われることで美しさを増していく物です。物に込められた愛情と凝縮された時間を身に纏う事だと感じています。

yosuke ishikawa

写真からも伝わる温もりと同じ民藝としての温もりを感じて欲しい。

yosuke ishikawa

美は生活の中にあり、土地の風土から生まれ、生活に根ざし、用に則した進化の過程にこそ健全な美が宿る。失われて行く日本各地の「手仕事」の文化を案じ、物質的な豊かさだけでなく、より良い生活とは何かを追求する、進化の過程を皆様にも見て頂きたい。

yosuke ishikawa

滲む時間と題された今回のイベント。

彼は布の中に時間を閉じ込めた。

手に取る誰かと布のあいだで、さまざまな時間が滲み、織り込まれていく。

yosuke ishikawa

彼は無意識にも意識的にも「西洋と東洋」、そしてそのあいだにある「日本」という存在を考えるようになったと言います。二十代の後半は、遅ればせながらも日本の文脈をたどり、日本の“雑種性”が見えてきたそうです。

yosuke ishikawa

日本は各大陸から文化を受け入れ、形を変え、編み合わせてきた国。
その成り立ちをある方は「ジャパン・フィルターによるエディティング・リミックス」と呼び、またある方は「雑種文化」とまとめています。

yosuke ishikawa

養蚕は中国が起源で、素材にあるヤクやキャメルも日本のものではありません。グローバルな世界で偶然出会った素材たちとも言えますが、少し強引に言えば、彼の中にある“日本の雑種性”が、それらを紡ぎ合わせているのかもしれません。

yosuke ishikawa

素材を受け入れ、選び、変容させる。
その過程のほんの一部として、彼は布を織る。
「作家」はその一部にすぎない。
何よりも、布と手に取る誰かの関係の中でさまざまな時間が滲み、布に織り込まれていくことを願います。

yosuke ishikawa
yosuke ishikawa
yosuke ishikawa


また今回の作品には日本人としての原点回帰もあります。

それは黒楽茶碗、赤楽茶碗から感じる濃密な時間の流れ、手捏ねで作られた手垢や800度〜1200度で焼かれる中で溶け合う色の滲み。
初代長次郎がこの世を去って約400年の時を経ていますが、そこには圧倒的な生きた時間が焼き付けられている。

yosuke ishikawa

先人達が生み出したのは茶碗ではなく、時間を生み出したのだと感じる。
今回の彼の作品からも織り込まれた時間を感じて頂けると思います。

yosuke ishikawa

まさに魂の28点。

それぞれに個性があり、みんな違う顔をしています。様々なサイズが、様々な素材で織られており、勿論全て1点物となります。

yosuke ishikawa

カシミア、ウールカシミア、飼育している蚕の手つむぎ糸、ヤク、ベビーキャメル、等々の素材は多岐にわたります。全ての製品は自らが糸を紡ぎ、染め、織っています。

道具としても人に馴染む物ですが、工芸品としても評価できる仕事です、ホームスパンの究極形だと言って過言ではありません。

  • Yosuke Ishikawa 『滲む時間』
  • Stole28点の販売
  • schedule 12/5.6.7.8梅田店 12/9.10.11.12.13.14本町店
  • price 5万台〜25万

  • 12/5 11:00よりインスタライブで各モデルをご紹介する予定です。
  • ONLINEサイトは12/5にUPされます、販売開始は12/5 12:00 スタートとなります。下記のリンクよりご覧いただけます。

  • 石川氏と相談し代表的なモデルをオンラインでもご紹介させて頂く事にいたしました。(12点から14点)カートでの販売はいたしませんが、サイトを見て頂き、お電話を頂くか、メールをください。製品の特性をご説明させて頂いたのちに通販対応させて頂きます。

  • 12/5 11:00からのインスタライブでは全てのモデルをご紹介いたします。店頭、ONLINE共に12/5 12:00から販売スタートとなります。店頭で在庫がFREEの状態でしたらTEL、DM等でやりとりをさせて頂き通販対応もさせて頂きます。迷っているお客様、手に取られているお客様がおられる場合は店頭のお客様を優先とさせて頂きます。

  • 尚、お取り置きはお受けできません。

  • お電話、メールでのやりとり中であっても、購入決定のお返事を頂くまでは、店頭のお客様が優先です。あらかじめご了承ください。
  • 在庫がなくなり次第終了となります。在庫状況は随時インスタにアップ致します。

下記が1〜28までのフルモデルとなります。下記の中から石川氏とオンライ掲載モデルを選定中です。12/5 12:00 までにはオンラインページに各写真、番号を記載します。オンライン掲載モデルにつきましては素材やサイズ等の詳細も記載します。

出来る限り触って選んで頂きたいという思いが強く、詳細をどこまで掲載するのかは検討中です。遠方のお客様でご来店が難しいお客様は、番号をご指定いただければ、素材、サイズ、接写、着用画像、等対応いたします。お問い合わせの際は下記の写真の番号でお願い致します。暗い画像なので申し訳ございませんが、PCの輝度を上げてご覧ください。