OPJ-046 M-46 Field Pants
今回の作品は日本の夏の気候に対応したミリタリーパンツです。

本来は7月末に真夏に履ける軍パンとしてリリースする予定でしたが、、、
こんな事もあるんですね。
セカンドサンプルからの修正無し!

まぁファーストサンプルは、丸一年履いて微調整を繰り返してきました。
もう、気になる所はありません、完璧な仕上がりです。

コンセプトは夏のユーティリティパンツです。
街着としての普段履きは勿論、琵琶湖での釣りの時にも使いたいなと…藪漕ぎもするから強度は勿論、竿先に集中でき雑念を消せる快適性、イージーケアなどがテーマとなりました。
釣行時にDANA DESIGNのウエストバッグを使用するのですが、ウエストにピタッと来る様に、パーツを出来る限り排し、小さく、生地の余りも最小限になる様にしました。

結果的にスマートな腰回り、ヒップも必要以上にワイドではない、やや太めで綺麗なストレートシルエットのパンツになりました。街履きでも非常に重宝するし、服好きの方が履いても納得のシルエットかと。
裾口にドローコードも仕込んでますのでアレンジは自在です。短パンにもなります!

ふくらはぎで止まるので、7部丈のパンツとしても履けますし、膝上で止めれば短パンへと早替わり。

軽量なパーツを選んでおり、元々の生地の軽さを妨げません。
実は4年前の OPJ-004(BAKER PANTS)の進化版として開発を進めていたところ、新たな生地との出会いがあり開発が加速しました。
欲しい型はほぼ決まっていたから、サンプルも3日くらいで型になりました。
M-46と言う架空の品番のミリタリーパンツ。
M-51、オーバーパンツ、タンカーパンツ、パラシュートパンツ、バイカーのライディングパンツ、様々なユーティリティパンツの優れたディテールをミックスしていますが、細部を徹底的に拘り、且つ引き算のデザインでシンプルに仕上げました。
ポケットは最小数に、ツールバッグやモールシステム等での拡張を想定し、シンプルに仕上げました。



下記にも詳細を記載しますが、スーピマコットン100%、80双糸のギャバジンを使用しています。
生地は糸の細さと撚り具合、密度に拘り選びました。上質なパッカリングからの、経年昇華が期待できます。
私の夏のフィールドワーク(過酷な真夏の釣り)で使うギアでもあるので、勿論、快適性、肌あたり、強度面もバッチリです👍
色と生地について。

濡羽(BLACK)
この生地の特性が最も素直に出た色だと思います。女性の髪の艶やかさを表現する際に烏の濡れ羽色として用いられることがありますが、まさに艶髪の漆黒です。鈍く輝く深い黒。天然繊維100%だとは思えない…80スーピマコットンの恩恵色です。エイジングも楽しみな色。谷イチオシのカラーです。

山鳩(KHAKI)
山鳩の羽の色に由来する、黄色みがかった緑色。江戸後期町人の間で流行した色でもある。また、禁色の一つでもあり、天皇の装束の色としても用いられていた高貴な色でもある。パッカリングが出てから色落ちまで、経年変化が楽しく、褪せても履きたくなるいい色に仕上がりました。

枯野(かれの)
平安の頃からよく歌に詠まれた色名、すすき野原のような薄い黄褐色を指します。草が枯れた荒野の風景は華やかさのない物悲しいものですが、古来より我々日本人の琴線に触れるものがある様に思う。 だからこそ、歌や俳句に詠まれたりしたのでしょうね、品のある奥ゆかしいベージュです。
今回使用した生地は、スーピマコットン100%になります。夏場の快適性を考慮し、80双糸のコットンギャバジンです。


通常のパンツにはあまり使用しない超細番手ながら、かなりの高密度な生地になりますので、高密度ながら呼吸しサラサラの肌あたりです。ライトな履き心地、ガシガシ洗えて藪漕ぎも出来る強靭さ確保しています。やはりスーピマのギャバジンはライトに仕上げても流石プレミアコットンです。履き心地は保証します。
そしてもう一つの付加価値がエイジング。




やがて訪れるエイジングも期待して下さい。
ミリタリーパンツの生地を色々調べてましたが、どの国のどの年代の生地も、明確な意図をもって開発されています、それは効率と強度、生産上の効率と命を預かる強度、まぁ当然と言えば当然、明確な意志を持って生まれて来た物だから。
これは開発側が狙ってやった事ではなく、優れたプロダクトだったからこそ、時が経っても尚、そのディテールに惹かれ、そのストーリーに惹かれ、愛されたからこそ、味わいが増しオーラを纏った結果だと思う。
今回の生地も様々なバリエーションの生地と染料の組み合わせを検証し、1年後くらいから徐々に味が出てくるイメージで作成しています。



こちらのモデルガンは当然偽物。玉すら出ない観賞用で、私の趣味になります。
しかしながら数ヶ月かけて、開発のストーリーを掘って、重さをg単位で合わせ、それぞれの金属の質感を追求し、仕上げた物になります。
最早、本物より本物感が出ていると思っています。
バーナーで炙って、ブルーインク、タングステン、鉛筆の鉛なんかで仕上げています。
しかしながら、、
今回のM-46もモデルガンと一緒です、どれだけやっても良く出来た偽物。
エイジングはベース生地の強度があってこそ、今回は休みの日の普段着と、釣りに履いて行ければいい。必要以上の生地の強度は必要無い。快適性とエイジングは相反する事が多いが、今回はいい塩梅の生地との出会いがあり、快適でありながらも先染めの高密度特有のエイジングが期待できます。
非常に平和的で現代的な洗練されたシルエットを持っていて、スーピマの恩恵を存分に感じることができる履き心地のミリタリー風イージーパンツです。
ディテールについてもM-51、パラシューパンツ、タンカーパンツの優れたディテールをMIXし現代的に仕上げていますので、太さはありますがスマートに履けるシルエットが自慢です。
80番手双糸のスーピマなんで履き心地は保証します。









サイズ感について
OPUS JAPANのサイズ感は、SMとMLの2サイズ展開で、着用者の体型や好みに合わせて選べるようになっています。一般的に、170cm以上の平均体型の方は、好みに合わせてSMかMLかを選べるようにしています。SMはジャストサイズでスッキリと、MLはややゆったりとしたサイズ感で、ルーズなシルエットを楽しみたい方のために、
173cm 平均体型の方の場合。
- SM:ジャストサイズで、美しいシルエットが出るのが特徴です。
- ML:ややゆったりとしたサイズ感で、ルーズなシルエットを楽しめます。中に厚手のインナーを着ることも可能です。
例えば、スタッフ加藤は175cm、65kgですが、SMとMLの両方を着用して、好みのサイズ感、太さを選ぶことができます。スタッフ中村は167cm、57kg で普段44のサイズを着用していますがSMサイズが合うようです。
実寸寸法(cm)
- SM(ウエスト ~94 / ヒップ 112 / ワタリ 36.5 / 股上 31 / 股下 74.5 / 裾口 ~23.7)
- ML(ウエスト ~98 / ヒップ 116 / ワタリ 38 / 股上 32 / 股下 76.5 / 裾口 ~24.5)
上記の写真は175cm 65kgがサイズMLを、167cm 55kgがサイズSMを着用しています。
※ウエストと裾口はゴムで調整可能です。




- M-46 Field Pants
- fab / cotton100%
- col / 濡羽(BLACK)
- size / SM. ML
- ¥29,700税込




- M-46 Field Pants
- fab / cotton100%
- col / 山鳩(KHAKI)
- size / SM. ML
- ¥29,700税込




- M-46 Field Pants
- fab / cotton100%
- col / 枯野(BEIGE)
- size / SM. ML
- ¥29,700税込
- 詳細な寸法
- SM ウエスト75cm〜90cm ヒップ112cm 股上31cm 股下74.5cm ワタリ36.5cm 裾23.7cm
- ML ウエスト80cm〜95cm ヒップ116cm 股上32cm 股下76.5cm ワタリ38cm 裾24.5cm
厳密に言えばレプリカでも無いし、軍モノとは程遠い高級素材です。非常にライトですが、高密度コットンギャバジンは強靭な織り構造ですので、通常のマシンウォシュに耐えます。洗うために履いてください。きっと良い感じに育ちます!
M-46という架空の品番です。ストーリー的には、待機時、就寝時、休日、などリラックスする際に着用するユーティリティーパンツの完成です。
7/5 (土)20:00 頃からインスタLIVEで詳細をお伝えします。
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