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OPUS JAPAN-028 備前壱号とたまたま出会ったゼニア

OPUS JAPAN -028 最新と最古。

今回の主役は生地です。生地良し悪しがプロダクトの完成度を大きく左右すると言ってもいいでしょう。使用する生地は2種類、最新のWoolと最古のコットンです。本日は生地について説明させて頂きます。

(TAKEYARI)

岡山県倉敷市にある創業130年の老舗帆布ファクトリー「タケヤリ」.

昭和40年代に忽然と姿を消した幻の生地、【備前壱号】のアップデート版の復刻生地を使用しました。

この生地は40/30双糸で織られており、糸の太さも打ち込みの本数も他の生地と比べて圧倒的に強く、中学生は小学生に比べてパンツの扱いが雑になるということで、より強靭な織物が欲しいというリクエストに応じて生まれた生地です。

化学繊維が伸びている現代だからこそ、それに負けない【備前壱号】を復刻したいという想いから生まれました。

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ベルギー製のシャットル織機で限界の高密度に織られています。ギチギチに織り込んでいくのですが、たまに織機から火が出ることもあるそうです。

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世界規模で考えても希少な古い機械ですので、機械の熱が上がりやすく、綿花は天然の油を持っているので、引火しやすいらしい、何度か火事になりかけたこともあるそう。

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日本最古の限界度詰めコットンです。

私個人では使う事が出来ない生地、繋いでくれた方に感謝です。

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(ISLAND FLEECE)

23年秋冬の最新のエルメネジルドゼニア。

最高級の原料を最先端の技術で作られたアイランドフリースというWOOLツイルの最高峰です。

今回は重くて手触りが硬いのは普通ですが、重くてもソフトな物を探していました。

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南極にほど近いフォークランド諸島にいるメリノ種と他の種をかけあわせたコリデール種の羊の原毛を100%使っています。 海風がもたらす冷涼な気候でのびのびと自由に育った羊からは世界で最も白い原毛が得られるそうです。

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羊を育む牧草には化学肥料なども使用されておらず環境に配慮したトレーサブルでサスティナブルな素材です。羊毛は23〜4マイクロンでしっかりした手持ち感のあるクオリティ。

目付けも370〜380gとしっかりあるため、本来なら現代的な最高級のスーツとなる素材、普通にスーツ用バンチブックからカットで購入していたら、OPUSでもこの価格で出す事は絶対に無理でした、いろんなタイミングが合って本当たまたま出会えた生地となります。

今回限り2度と触る事は無いと思う、ゼニアの最新なんていいに決まってる。高いし全く面白く無い。

でも惚れてしまったから使う事にします!

(OCTA® )裏地に採用

オクタ®は穴の空いた中空糸に、8本の突起を放射線状に配列したタコ足型断面のポリエステル繊維。

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従来の中空糸を超える軽量感や吸汗速乾性を実現ししています。軽量感に優れ同じ直径のポリエステル繊維に比べて、2分の1程度の軽量感を実現しています。ULパッキングや登山等で完璧なレイヤーシステムを組むには外せない存在。

吸汗速乾性も高く水や汗が通りやすくサラッとした快適な着心地が持続する、勿論素肌にも着用できます。

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遮熱性も高く中空部と8本の突起による空間に含まれるデッドエアーが抜群の遮熱効果を発揮する。

woolのロングホーズでオクタの裏地。

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スラックス単体で勝負できるシルエットとは、スーツの組下やJKとの繋がりや流れを重視するし、テーパーが強すぎるスラックスは個人的には飽きてきました。エレガントで雰囲気があり、スラックスが主役になれるそんなアイテムです。

綺麗なもの、スマートなものには代償がつきまとう物ですが、OCTA® の裏地が全てを解決してくれます。暖かいのに蒸れず、ワタのような肌あたり、春まで今年の冬はワークマンのパッチはかなくてもすみそうです。

次のブログではアイテムの説明と着用画像を交えてご説明致します。

お問い合わせ

店に最終サンプル到着しております。できるだけ試着して頂きたいパンツです。履いた瞬間にウォームかんと優しいタッチ、雰囲気のあるシルエットを体感していただけます。

遠方の方もなるだけわかりやすいように、販売日までに着用写真やsizeスペックはUPしていきます。

リクエストがございましたら、DMかMAILをください。詳細なサイズも直前に @cathedral_online  UPされます。

販売日は12/3日を予定しております。よろしくお願い致します。

support@cathedral.jp