【OPUS JAPAN】
OPJ-025 Washi-Tsh 1/2 & Dry wool -Tsh 1/2
元々は販売を予定していませんでした。6月末、7月初旬の店頭のスケジュールを考慮すると、どうしても平日の販売となってしまいます。申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。
- 6月29日 21:00〜 ONLINE 販売開始
- 6月30日 12:00〜 店頭販売開始
自分達の探究心、生地屋さん達の情熱的な開発、もう少しこうだったら、、、という気持ちがある限り、新しいものは生まれるし、古い物の良さを再発見したりもします。まだまだ、試作段階の生地や技術がたくさんあります。
私達は服屋なので、装おう事も好きだし、時には時代の流れや、トレンド感も加味します。しかしOPUS JAPANの服においてはそれが最優先ではありません。
OPUS JAPANの服は、おしゃれが好きな人、服が好きな人だけに向けた服ではなく、性別や年齢を超えて楽しんでもらえる服、日々の生活の少しだけ手助けしてくれる服、そんな物作りを心がけています。
素材には生活を変える力があります。需要に応えるだけの物作りは面白くないし、オシャレをするための服は少ししんどいからです。今はそんな気分なので、今後もそ感じで作っていきます。
月初に販売したOPJ-024は、嬉しい事に数分で完売しました。OPJは常に新しい技術や素材を、実験的なスタンスで形にしていきます。だから、同じ形、同じ素材を使う事はあまりしません。(明らかにいいものは定番化しますが、)とはいえ、、今回は多くお客様に再販希望を頂きましたので、同じ素材を使用し、ハーフスリーブを販売する事にしました。(少なくとも来年の夏まで販売はありません)
今回のプロダクトは1/2(ハーフスリーブ)平く言えば半袖です。WASHI(和紙)を使った物とWOOL + COOLMAX®を使った物です。
Dry wool (WOOL + COOLMAX®)
OPJ史上最も高い販売実績、リピート率を誇るWOOL-TSH、私も年間300日位着用できる優れものです。
とにかく気持ちいいTshを作るだけであれば、エジプシャン、シーアイランド、スヴィン等、コットンを使用するのが良いと思いますが、私が求める快適性とは気持ち良い生地と言うだけの物ではなく、生地に機能を付随させ、体調を整え、疲れをリカバリーするレベルの物です。
現在、撚り、編み、混紡、加工、技術の進歩により様々なWOOL-Tshがリリースされています。しかしその中で1年を通して快適に着用出来る物は殆どありません。
OPJの過去の物であっても7,8月に快適です!と言い切れる物はありませんでした。
年間300日の壁。
そこを超える。それが今回のテーマです。
120s(糸の太さ)オーバーのメリノウールで最高級の物を作ったとて、快適に着用できるのはせいぜい年間300日程度、強捻で肌あたりを変えても基本は一緒です。アウトドアでの使用は別として、街中で30℃から33℃を超えてくると、汗腺が開き不快に感じたり、保温性が邪魔をします。今の日本の夏はそれほど暑いと言う事。
昨年リリースしたPolartec®Delta™(https://cathedral.jp/information/opus-japan/21757/)
は現時点では夏場に最も涼しい機能生地でしたが、その性能の特化しすぎた部分をややマイルドに、そして見た目をOPJの美しいシルエットに落とし込む、それが今回のDry wool -Tshです。
120s相当の最上級のウールと接触冷感の化学繊維生地。強度や縮み抑制しつつ、完全に今まで通りのWOOLライクな見た目で仕上げました。
(詳細な混率WOOL53% POLYESTER MIXED YARN 47%( COOLMAX®))
WASHI(和紙)
今回使用したのは日本のKAMIKIZIという会社が作っている、和紙を織り込んだ独自技術の生地です。
和紙は雁皮(がんぴ)三椏(みつまた)等の植物から出来ていて、西洋の紙に比べてとても丈夫といわれています。例えば服地が50年保つとすると、和紙は1,000年持つといわれているんです。和紙には日本の気候風土にあった不思議な力があるんです。
和紙は繊維が長く、より多くの水分を含む事ができます。
表面積の多さと空洞率から水分を吸湿し自動的に放出する特性があります。
常にドライな状態を作り出します。
独自のコンポジット技術でマイクロ梨地(凹凸)を作り出し、肌あたりも素晴らしく、ドライなタッチ感となっている。
まず特質すべきは、軽量性、通気性、速乾性、ドライタッチ、調温性が段違いです。
その他、紫外線カット、静電気抑制、耐久性、消臭抗菌、油脂吸収、高成形率、と日本の和紙は無限の可能性を持っています。(詳しくはINSTA LIVEでご説明いたします)
和紙は値段が高い点と製織の観点から、100%和紙で布地は難しいく、素材の組み合わせで、和紙のメリットと別の素材のメリットを掛け算しジャージ化されています。
WOOLと狙いは同じですが、アプローチが全く違います。違う方向からのアプローチで、ここまで機能するのか、と言う感じ。生地の落ち感、光沢感、シルエットの出方も全く違います。結果、形にしないのはあまりに勿体無い、と言う事で、採用とした生地です。(WASHI46% POLYESTER51% POLYURETANE3%)
1/2(ハーフスリーブ)
OPJ-024の半袖バージョンです。少し、マイナーチェンジを施しました。長めの半袖。
肩の傾斜を少しだけなだらかにし、脇下から腕回りにかけて、なるべく空間ができるようにしました。長め、太めのスリーブはユキ丈で500mmあります。170cm前後の方で肘の少し上位に落ち着きます。ボディー、ネックはいじってません。生地の特性が全く違うので、シルエットの出方は全く違います。なので、あえてWOOL、Washi共に共通の型紙を使用しました。
街着として美しさ。休日の家着は勿論、長時間の移動着や車中泊。出張時のパジャマ兼ワンマイルウエア。フィールドで天候がくづれたら上からシェルを穿着るのも想定しています。あと、サイズがファジーな設定ですので、高齢の方にプレゼントしても喜んでいただけると思います。
Dry wool -Tsh 1/2
真夏に着れるWOOL-Tshは無かった。それを可能にしたのがWOOL+COOLMAX®です。今回の肌から離れていこうとする形+その機能が真夏の着用を可能にしています。WOOL+COOLMAX®は接触冷感、速乾性、調温性、通気性、ドレープ、光沢があります。機能素材ですが高級感があり、現代的なモードでも、アーバンアウトドアでも、ヴィンテージルックでもシックに大人っぽく合わせやすくしました。
- Dry wool -Tsh 1/2
- FAB / WOOL53% POLYESTER MIXED YARN 47%( COOLMAX®)
- COL / 月白(ゲッパク)柳(ヤナギ)
- SIZE / SM . ML
- ¥14.300
Washi-Tsh 1/2
今回はバスクTの様なイメージで作成しています。バスクとはあくまで影(シルエット)の話、肌から離れていこうとする形をイメージしています。和紙の繊維には張り感があり、肌離れが素晴らしく、接触冷感、速乾性、調温性、軽量、紫外線の機能があります。WASHIは1枚出来た時の存在感が際立ちます。この生地の特性を活かす美しいシルエットのTshに仕上がりました。
Washi-Tsh 1/2
- FAB / WASHI46% POLYESTER51% POLYURETANE3%
- COL / 軍勝(グンカツ)濡羽(ヌレバネ)白練(シロネリ)
- SIZE / SM . ML
- ¥14.300
- 6月29日 21:00〜 ONLINE 販売開始、6月30日 12:00〜 店頭販売開始となります。
- ドライ洗剤使用、ドライコース、ネット使用、マシンにウォシュ可能です。
- 乾燥機は×、日陰干し推奨。
- 163cm~172cm SM.173cm~180cm ML あくまでも長さの基準としてお考え下さい。
- サイズ表は平置きの詳細な寸法です。ご参考になれば幸いです。
当日、時間丁度に商品がアップされます。よろしくおねがい致します。お問い合わせはDMもしくは下記までお問い合わせ下さい。06-4797-7780 support@cathedral.jp