HAN SHOE MAKER No1
正統派の英国靴の流れを組む職人の遊び心 ” LAMES “
山梨県甲府にアトリエを構えるHAN SHOE MAKERを訪れたのは春の終わり頃、
始めて訪れた甲府は風の谷の様だでした。
残雪残るアルプスが壁の様に聳え立ち、山と共存する街並み、風の加護に護られているようでした。
様々なアウトドアアクティブティーが魅力で、果物、ワイン、ほうとうなど美味しいものも沢山あるらしい、住んでみたくなる。。
新幹線で静岡まで、レンタカーを借りて甲府まで2時間のドライブ。
時間がないので、マックで昼飯を済ませ工房を目指しました。
数ヶ月前私はHANさんに一足のチェルシーブーツをオーダーしていました。
1960年代ロンドンチェルシー地区のアーティストがサイドゴアの靴を履いた事からチェルシーブーツと呼称された、通称サイドゴアブーツです。
普通のサイドゴアでなないのですよ。。。
私は今までCATHEDRALではサイドゴアブーツをあまり取り扱ってこなかった。
サイドゴアは何足も所有して、最終的に辿り着いたのがジョンロブの旧8000番台木型のサイドゴアだった。この靴の魅力はポータークラシックの克幸さんに教えてもらって当時(15年前)すでに廃盤となっていたこの靴を海外で見つけ、なんとか手に入れた。
この靴に出会ってからは、他のものに興味があまり出ないのです。
まさに私にとっては上がりのサイドゴア。
サイドゴアはズボラな靴だと思う。
吐きやすく、脱ぎやすい。それでいてまあまあエレガント。ある程度、美くしいフォルムで、いろいろ合わせやすい。
フロントは大きく贅沢に革を使う為、モロに革の良し悪しが出る。切り替えなく真上に反り上げて足首に沿わせる職人の仕事とパターンの美しさ革質の良し悪しがモロに出る靴だとも言える。
現行のほとんどのモデルは私には華奢すぎて、なかなか欲しい物には出会えなかった。
スーツに合わせるわけではないから、
理想とするサイドゴアの条件は、革質はモチっとしていて味が出る事、速やかに自分の足を覚える事、細すぎずトゥがポテっと可愛い事、履き口が完全に真上に向いている事、なんかがある。革質(革ブランド)に対するこだわりや縫製の良し悪しは、良いことに越した事はないが、全体の雰囲気にあっていればさほど重要ではない。サイドゴアは全体の雰囲気の方が2.3年後の育ち方と靴下のようなフィット感が重要だ。
そんなハードルの高いサイドゴアカテゴリーですが、1足のチェルシーブーツとの出会いが私を風の谷に向かわせたのでした。
デザイナーの馴染み始めたLAMESをお借りしてきました。
新ライン ”LAIMES” 。
英国ビスポークさながらの手仕事は国内でも屈指のレベルです、革質はさわればわかります、もっちもちです。まさに革の靴下です。
このブラウンスエードは谷オーダーモデルです。吸い付くようなタバコスーエードにベージュのウエスタンステッチを施して頂きました。
サローのブラックをロールアップで、
コットンのセットアップにあえてブーツを、
カヴァルのデニムに、
妄想が止まりません。
惚れ込んだのは信じがたいこのデザインです。
英国の流れを汲むクラシックなスタイルの職人靴で、この手のデザインができる人を私は見たことがありません。
伝統的な製法の見直し、バランスの良さや新しさを追求する、手仕事をさりげなく見せる。
そういった類のデザインではないのです。
チェルシーブーツ+ウエスタン
異なる文化を1つに融合し、新しいスタイルに落とし込むデザインワーク、
この手のデザインは、かつてはヘルムートラング、アレキサンダーマックイーン、マルタンマルジェラ達のような、レジェンドの主戦場だと思っていました。
2000年前後の彼らの仕事を思い出します。
新ラインのLAMESは確立された技術の上に成り立つ、フュージョンデザインを主としています。
マニュファクチャメゾンのファッションアイテムと同等の稀な存在である事は間違いありません。
このファッションアイテムは絶対手に入れたいのです。
近日中にモデルの詳細についてもUPいたします。
それでは。
イベント詳細
- 日程 7/26.27.28 (27.28はHANさんが在店)
- フルサイズのフィッテングサンプルをご用意しております。
- 革をブラック、ブラウンスエード、グレースエードよりお選びいただけます。
- 前受金として30%以上をお預かりさせていただきます。
- 納期は約90日後となります。
- 写真掲載はしておりませんが、2型の受注モデルを展開しています。
イベントについてのご質問は下記までお願いいたします。
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