HYSOPP サルヴァトーレ・アンブロージ氏の作るパンツで全てが変わる。

SELECTIONS 2025.10.17

イタリアのパンツ職人Ambrosi氏と、ソウルの名店Villa del Corea（ヴィッラ・デル・コレア）のオーナーであるSeon氏によるパンツ専業ブランドHYSSOP(イソップ)

パンツ製造を４世代にわたって行っている家族企業。
創業は第二次世界大戦期あたり。

祖父の代から、まずは他のサルトリア（仕立て屋）のためにパンツを作っていた。
裁断・裾上げ・手仕上げなど、非常に細かい手仕事が多く入っており、ナポリ仕立ての伝統を保ちつつシルエットに個性があるので、普通のパンツにはない表情があったと言われている。

フィッティング感はより柔らかく、軽快。履く人の感性に訴えかける豊かな服作りを意識している。

“美意識”
Ambrosiの考え方は「構築よりも感覚」「合理よりも曲線」「パターンよりも身体との対話」を重視しています。

特徴的なディテールとしては、腰の丸み（ヒップライン）を手仕事で立体的に構築、太腿の付け根の動きを邪魔しない縫製、腰裏のテープや見返しを手でまつり縫いして仕上げる、パンツの“腰から裾までの流れ”を芸術的に美しく見せる設計などがあります。

40年代ごろから裏方の匠としてナポリの名門サルトへ向けパンツを専門で供給していた職人一家です。
今もなお、外注ではなく一貫制作を行い、家族経営のボッテガ（小規模工房）の伝統を守り続けます。

スラックスは難しい…

奥が深いアイテムです。2枚の布で（前見頃と後ろ見頃）複雑な立体を作るんだから。

切り返し、パーツが少ないスラックは平面を立体的に見せ、運動性を持たすという難しい仕事。

だからパンツ専業の職人がいる訳です。

要はその道のプロが作ると全然物が違うという事、一回履けばわかるから。全然物が違うのです。

アイロンワークやいせこみ等々テクニック的な事は他のブログで見てください。

技術的な難しさはもちろんある。

しかし個人的には、いけてるパンツの作り手はセンスがいいんです。

履き心地の良さはテクニックから、

雰囲気、ファッションアイテムとしての完成度は彼の感性からきています。

Single-pleated One-pleat wool trousers

きめ細やかで艶っぽいウールギャバで仕立てられた、ツープリーツ仕様のグルカショートパンツ。タウンからリゾートまで多彩なシーンで活躍するアイテムとなっており、すっきりとしたシルエットでカジュアルな中にも洗練された雰囲気を漂わせます。フロントはこだわりが感じられるボタンフライ仕様。ウエストサイドはボタン留めアジャスターにより調整が可能です。いつまでも穿いていたくなる、やさしい肌触りと心地よいフィッティングをお確かめください。細身でシャープな印象ですが、適度なゆとりがあります。直球のドレスシューズは勿論、ボロいコンバースを合わせたくなるのは私だけではないはず。パンクを感じます。

176cm平均体系46を着用しています。

サイズ / 44,46,48.50
色 / BLACK
素材 / 100% – WOOL
¥ 63.800

Hollywood　Two-pleat cotton trousers

履いた時にテクニックだけでなく、“職人の美意識”で作られていることを感じることのできるパンツ。
Ambrosiが継承考え方は、「構築よりも感覚」「合理よりも曲線」「パターンよりも身体との対話」であるがまさに３原則を体感できるアイテムです。特徴的なディテールとしては、腰の丸み（ヒップライン）を手仕事で立体的に構築、太腿の付け根の動きを邪魔しない縫製、腰裏のテープや見返しを手でまつり縫いして仕上げる、などパンツの“腰から裾までの流れ”を芸術的に美しく見せる設計がされています。

生地は、イタリアのマーチャントDRAPERSより。しっかりと目が詰まり若干の起毛感のあるコットン、詰まっているが柔らかなメルトン、表情豊かなヘビーメルトンの３種類を選びました。

どの生地も太さのある型でもしっかりと立体的なフォルムを出してくれます。横から見た時の、太さは現代の細身のスラックスに慣れていると刺激あるでしょう、19〜20世紀パンツの太さが、男性の豊かさを表す時代、当時の香りが今も残っているハリウッドスターのようなシルエットです。

176cm平均体系46を着用しています。