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Haruki Isojima

総手縫いテーラーは稀。手織りの生地はもっと稀だ。

コンサバな反逆者は、ウェグナーの張地の様な可愛い生地を織るんです。

Haruki Isojima

8/30.31.9/1 の3日間、Haruki Isojima のオーダー会を行います。

ビスポークプランのシングルジャケット&ダブルジャケット。そして既製品展開のブルゾンとカバーオールを受注致します。

Single jacket & Double jacket

Haruki Isojima

彼のアトリエを訪れたのは今年の早春の頃だった、

階段を登っていくと、ビルエバンスが聞こえてきた...

彼のアトリエはレコードの音しか聞こえない。

ミシンの音が聞こえない。

彼の作品は裏地の一部を除いて、全て手縫いによって仕上げられている。

そして、生地は自らが手織りの織機で織っているのだ。だから縫ってる時は無音なんです。

Haruki Isojima

テーラーではある事は間違いなが、私が知るそれとは別物。 

柔らかさ、しなやかさ、そして見え隠れするハンドのステッチワークがスパイスとなり、服を特別な作品にしている。

一針、一針が秒針のように時を刻んでいる風景が垣間見え、膨大な手間と時間を感じたが、同時にこうも思った。

楽しんでるな。

おそらく、彼はこの仕事が好きなんだ。ボタンホールも切羽も全て手縫い…

手織りで手縫い…

下手したら1ヶ月に多くて2着くらいの生産数じゃないかな、もはやプロダクトというよりはアーティストが作品と向かい合っている様な感じ。

Haruki Isojima

テーラリングに軸足を置きながらも、制作のプロセスでオリジナルを見出したんだ。やっている事は昭和の手縫いの丸縫い。1人のテーラーが1人のお客様の為に全工程を行う、日本から消えようとしている古のスタイルと同じだ。

丸縫いは1対1でお客様と向き合うから、デザイン提案、生地の選定、型紙、縫製、仕上げまでの思考が繋がる。その部分は彼が一番大事にしているし楽しんでいるポイントに思える。

Haruki Isojima

美しく体にフィットさせる王道のテーラーリングは、一般的なテーラーの美意識からいって当然正しいし美しいと思う。

でも、私が彼から感じたのはデザイナー的な要素、モード的解釈を感じた。

一回ぶっ壊して、組み立てる。

生粋のデザイナー的要素と、手仕事で食っていく職人の融合した姿。

Haruki Isojima

だんだん見えて来た。

敢えてすこし大きめで、袖も手首にかかってる、肩に乗せてダルっと羽織りたい。そう、今のフィッティングで、彼のジャケットが着たいという気持ちが沸々と…

彼とならできるかもしれない。

Haruki Isojima

低いゴージライン、広めのVゾーン、落ちた肩、ロールする生地、イメージしたのは90sアルマーニの様な世界観。

手が届きそうで届かない、軽はずみに手を出すと絶対怪我をするヤツ。

Haruki Isojima

この時代のアルマーニが神がかっているのは百も承知。

現物を分解しても、同じ物は出来ないだろう。

その時代を代表するスタイルは、研究を積み重ね、時に奇跡を起こし、たどり着いた世界的に認められたスタイルとして確立されている。

私にとっても神の領域のデザインワークといっていい、天才的なデザイナーの存在と、優れたクチュリエの存在が不可欠な仕事。

なぞるのもおこがましい。

そう、思っていた。

いや、でもこれはワンチャンあるかも。

同じ物ができるはずは無い。それはわかっている。

でもこういうテイストを深く理解できる作り手である事が嬉しい。

そして、彼には唯一無二の生地を生み出す力もある。

Haruki Isojima

全て彼の手織り生地が使われているわけだけど、本当に人が織ったのか?疑いたくなる様な美しい生地。寸分の狂いもない織り柄を見ながら思った。これ手でやる必要ある?余りにも綺麗すぎる、初見の印象はこんな感じだった。

Haruki Isojima

触ってみて、着てみるとその着心地が全てを物語っていた。

ウール、アルパカ、コットン、リネン、全ての素材が私の知る着心地と全く違う。独特の織りの甘さが着心地のしなやかさにつながり、ゆっくりと織られた生地は空気を含んでいて軽さに繋がっている。

そして味わいを増すのも手織の特徴。

愛でられた生地は原画とコピーくらい差がある物なんだ...

配色や組み方も何処かで見た事がある様で、無い様な…

微妙に配色が調整された生地を見ていると彼が本当に日本人なのか疑いたくなるようなセンスだった。

Haruki Isojima

言葉で伝えるのは難しいけど、

ウェグナーの家具の張地の様な、

コルビュジェの小さな家のテーブルクロスの様な、

パリの老舗のテーラーで出会った1点物の様な、

懐かしさと、コンサバだけど、すこしヤンチャな可愛さを感じるんです。

これは、ますますやってみたくなる。

Haruki Isojima

テーラードジャケットは常に探しているんだけど出会えてないだけ。ジャケットが着たくないわけじゃない。むしろ今年なんかは特に着たいと思ってる。ただ、美しく身体にフィットした綺麗なジャケットを着たいわけじゃなくて、雰囲気のあるジャケットが欲しいわけで。

普段の自分の服装に気軽に合わせられるジャケットが着たい。欲張りだから特別感は勿論必要で、服も好きだけど、やっぱファッションが好きだから、

彼のジャケットを見れば見るほど、彼を知れば知る程に本当に面白い物が出来る気がしてくる。

Haruki Isojima

古着の様な可愛さと、自由さを持ち、今僕達が着たいと思えるジャケットが出来ました。

ビスポークプランだから、自由度はかなりあるし。

私自身初体験の体に合わさない、ちょいユルのビスポーク、一緒にやってみませんか。

今回CATHEDRALがお願いしたのは、私が彼の仕事の延長線上に見たスタイル。2型のテーラードジャケットをウチのハウスパターンとして作ってもらいました。

全体的なバランスを見ながらすこし気怠く、すこしルーズにしながらも、覇気を撒き散らすテーラードジャケットです。シングルの2Bとダブルの6Bをビスポークプランで提案します。

生地は全て彼の手織り生地からのチョイスとなります。かなり種類があります。

今回の為に織ってもらったこのネイビーとグレー、コンサバながら良く見たらヤベーやつ。

Haruki Isojima

ブラックとブルーをヘリンボーン柄に交互に織り込んでいます。ベージュの消えそうなチョークストライプ。あくまでもベースにあるのは紺ブレですが、ハンドワークと生地が上手く溶け合うイメージで生地を作ってもらった。

Haruki Isojima

規則性がなさそうで実はあるです。変形のプリンスオブウェールズチェック。近くで見ないとわかりませんが、四角の大きさが不均一に並んでいて、チェックパターンも違いますが、大きく見ると規則性があります。合わせやすい王道のグレーで依頼した。

Haruki Isojima

167cm44体型のスタッフ中村が、1.5サイズUPで仕立てたイメージ。46+ を着用しています。

これほど白Tと袖まくりが似合うジャケットはそうそう無いよ。トラックパンツにスニーカーとか、太い2タックのスラックスにデッキシューズとか、妄想が広がります。

Haruki Isojima

167cm44体型のスタッフ中村さんが1.5サイズUPで仕立てたイメージ。46+ を着用しています。

もうPコートやん。はい狙ってます、リーファージャケットのノリで着てください。袖裏を黒にしてペッカリグローブーをしてください。

シルクの白シャツの上に羽織ってオーバーサイズを楽しんで、シャツごと袖捲りしてもいいじゃないでしょうか。

Haruki Isojima

比較的ジャスト目で仕立てても、柔らかく、はんなりと映えてくれます。

クチネリカラーのタートルネックやストールが欲しくなる。

Haruki Isojima

175cm 46体型のスタッフ加藤さんが、1サイズUPで仕立てたイメージ。46+ を着用しています。彼は細身だから肩は合ってるけど、Aラインが綺麗に出るね。

この2つの素材はWOOLだからアウター感覚で着用できる物が仕立てられます。

袖や着丈は勿論、色々体から離したり、添わせたり、色々出来るからあまり参考にはなりませんが、このくのらいの、ゆるっとした感じをお勧めしたいのです。(王道のフィッティングも勿論OKッス)

この2モデルは店頭のみのオーダー受付となります。


Single Breasted 2 Button Jacket (S.B.2.B)  Notched lapel Low Goge (cathedral edition) 

  • 生地:オリジナルの手織生地よりお選び頂きます。基本的に冬物中心ですがリネンやコットンもございます。
  • サイズ:1〜4のサイズゲージを着用して頂き、お好みに応じてサイズ調整したします。
  • サイズ調整 : 着丈・袖丈・肩幅・袖口(肩幅、袖口はアップチャージ)
  • Price 385,000 tax in

基本スタンスは紺ブレですが、90sのモードの帝王を彷彿とさせる緩いフィット感でありながら、エレガントさを失わない。すこし可愛さをプラスした。


Double Breasted 6 Button Jacket (D.B.6.B) 

  • 生地:オリジナルの手織生地よりお選び頂きます。基本的に冬物中心ですがリネンやコットンもございます。
  • サイズ:1〜4のサイズゲージを着用して頂き、お好みに応じてサイズ調整したします。
  • サイズ調整 : 着丈・袖丈・肩幅・袖口(肩幅、袖口はアップチャージ)
  • Price 385,000 tax in

長めの着丈、広めの肩幅、ゆとりのある身幅、シェイプを入れず寸胴を意識。Pコートの様なアウター感覚。袖をまくってオーバーサイズ で女性が着ているのも見てみたい。

オーダーに関してのご注意

  • オーダー時に前受金50%を頂いております、納品時に残金の50%を頂戴いたします。
  • 納期は約90日後となりますが、手織、手縫いの為オーダー1枚につき2から3週間のプラスで納期を頂きます。納期状況はその都度更新して行きます。
  • お客様の為のパーソナルなオーダー品となりますので、基本的にキャンセルはお受けできません。
  • 納品連絡後、10日以内を目処にお引き取りをお願い致します。やむなき理由がございましたら事前にご連絡いただけますと幸いです。
  • アフターケアはCATHEDRALと磯嶋氏が責任も持って行わせて頂きます。なんなりとご相談ください。
  • 店頭にはサンプルが到着しております。日程が合わないお客様は、ご相談の上、フライングで見に来てください。

お問合せは下記までお願いいたします。

既製品のShirt jacketとBlouson jacket(cathedral edition) の紹介は次のBLOGで!

ざっくり言うと生地は既製品ですが総手縫いです!