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OPJ – 042

年始早々ゲキ寒の中、新しいニッターさんの工場へ視察しに行った奈良中西部、葛城市と大和高田。

雪は降っていないものの、冷気が盆地の底へどんどん積もっていってるような体感。

OPUS JAPAN

ここはもともと江戸時代、慶長の頃、西本願寺の僧侶によって建立された専立寺を中心に、綿花の商いの場として発展。

雨の少ない盆地を逆手にとって、良質な綿の一大産地に。

「大和の繰り綿は和洲一の売り物」といわれ、江戸・東北にまで商われた代物。

大正になると、地元資本を近代設備の紡績技術に全ブッパ、

今なお奈良県は国内靴下の3分の1をシャア。

中でも腕のいいニッターさんを見つけ依頼することに。

オリジナルのTシャツの打ち合わせがスパークしたので、

コーヒーを飲んで休憩、雑談タイム。

「どこか靴下作っている工場紹介してくれませんか?」

極寒の中朝から歩き回り、足の指が赤くはれ、かなり本気の懇願。

そのタイミングで教えてくれたのが、今回の靴下工場。

毛足の長くしたハイループ仕様で凍傷寸前足の指を優しく包んでれます、

(その時のサンプルはウール素材だったので、今回の靴下よりもかなりあったかかったです、また冬ウールでやりたいです。)

そこから数十分かけ、靴下工場へ移動。

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整然と並び稼働し続ける編みきたち。

タチコマカラーで可愛げを感じます。

このトニー・スタークの心臓みたいなヤツ(釜って言う部位ならしいです。)

ここへ数十もの糸が収束して行き、一本一本靴下をゆっくりと成形して行きます。

パイルに切り替わった編み地もセッティングやプログラミングを駆使し、爪先一箇所の縫製箇所だけで編み立てられています。なので縫代のアタリが少なく、履き心地も抜群。

今回の靴下は、コットン素材のパイルで、たっぷりと空気を含み適度な保温性を持って、蒸れを逃してくれる。

リブはローテンションで締め付けが少ないのにキックバックがあり、足首に気持ちよくフィット。

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くるぶし丈で黒白グレー3種類、ちょうど使いやすい色味・丈感です。

  • 素材 COTTON / NYLON
  • サイズ one size(25cm ~27cm)