CIBONE × BYBORRE in Osaka
Celebrating the story of textiles
“Function” vs “Impression”
2020年10月21日(水) – 11月3日(火)にCIBONE (GYRE B1F)にて、CIBONEとBYBORREが協働して開発を行った二つのテキスタイルを発表いたしました。
CIBONE x BYBORREの製品を関西圏のお客様へ見せる機会を作る場を、CATHEDRAL UMEDAにてご用意いたしました。
期間中はテキスタイルとBYBORREの20AWの商品も共に展示販売しておりますので是非お手にとってご覧いただけましたら幸いです。
CIBONE
New Antiques, New Classics をコンセプトに、 長い時間軸に寄り添って「物とつきあう」ことを提案するライフスタイルショップ。
WEB:
https://www.cibone.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/cibone.tokyo/
Instagram:
https://www.instagram.com/cibone_tokyo/
Pinterest:
https://www.pinterest.jp/cibone_tokyo/
「テキスタイル」
織物、布地と訳されるこの存在は、あたりを見回すと洋服や家具の張地、カーテンやカーペット、と私たちの手に届く範囲に、無数に存在しています。私たちはオランダ・アムステルダムに拠点を構える彼らに、いま改めてテキスタイルの存在について、二つの問いを与えました。
毎日触れる日常に寄り添うテキスタイルと、アートとして愛でることのできるテキスタイル、あなたならどういう表現をしますか、と。
「BYBORRE/バイボレ」は、革新的なテキスタイルを、生地開発からデザインまで一貫して行う“テキスタイル・イノベーション・スタジオ”。彼らが導き出した二つの答えは、これからの未来におけるテキスタイルという存在が担う役割について、大きな大きな軌跡を残してくれることでしょう。
CIBONEとBYBORREが協働して開発を行った二つのテキスタイルをCATHEDRAL UMEDAにて発表いたします。
COUCH COVER as Function
CIBONEによる最初の依頼を受けた時から、オランダ人デザイナーとしてBorreはソファのための衣服について話していました。そしてテキスタイルとその対象のソファを通じてBorreは物語を紡ぎたいと考え、オランダの伝統に根差しながらも、形状の開発から素材まで、“zero waste” ゴミの出ないものを目標にプロジェクトに取り組みました。
カウチ・ブランケットのコンセプトは、所有者が使うブランケットとして、だけではなく、我々が洋服を楽しむようにソファや椅子、大きなクッションなどを彩ることができ、様々なムードや季節でも使用できること。3つのサイズと、リバーシブルな2色展開によってさらに汎用性に優れたバリエーションとなっています。
糸を選ぶ際にBYBORREはブランケットが丈夫かつ柔らかいものに仕上がること、に注視し、100%リサイクルされたポリエステルと高級感のある手触りを実現するためのウールをブレンドしたものが使用されています。見た目も美しいインディゴ / ゴールド、バーガンディ / ローズ の展開を表現するために用いられた糸は全て高品質なものがブレンドされ、すべて再利用されたものから構成されています。
テキスタイルのアートワークはユーロ以前のオランダで最も有名なグラフィックデザイナーの一人であるRobert ‘Ootje’ Oxenaar がデザインしたオランダ通貨ギルダにインスパイアされたものです。BYBORREのテキスタイルはギルダの中でも最も話題になり有名だった灯台をモチーフとした250ギルダの紙幣を参照しました。海を照らす灯台と通貨との繋がりは世界でも最も古い貿易国同士である日本とオランダの関係性をも示しているように思えます。
毛糸から最終的なプロダクトまで、Borreはzero wasteを念頭に置きながらも、カウチ・ブランケットそのものと、それが掛けられる対象物との間に確実に対話が生まれるように製作しました。
- 価格
- 1P: 95,000円(税抜)
- 2P: 120,000円(税抜)
- 3P: 150,000円(税抜)
HANGING ART WALL as Impression
テキスタイルは常に身体に衣服としてまとっているように、身近で至る所にあることからその価値は無視されたり、気付かれなかったりします。テキスタイル業界の中で活動し、その本当の価値を理解しているBYBORREにとって、テキスタイルを一つのアート作品として壁に掛け愛でるものにするというこのプロジェクトは重要でした。
10種類のこの作品はグラフィックや色がすべて異なっており、それぞれが小さなハギレを拡大したイメージをもとに作られています。我々のアムステルダムのスタジオにある今まで多くのプロジェクトで培った美しい布の切れ端、そのハギレはそれぞれが独自の美しさを持っていました。このプロジェクトでは、編機とそのエンジニアとの間の対話に焦点をあて、小さな布の切れ端を180x220cmという大きなサイズにまで拡大したいと考えました。そして制作を工程ごと楽しみながら作ったのです。
この作品は仕事のパートナーである編機の「声」を礼賛したものでもあります。私たちが使用しているSantoni社のMEC-MORという円形平編機は、端に綺麗なフリンジができるだけでなく、多彩な色の組み合わせも可能とします。ただ、常に機械との対話がうまくいくわけではなく、編機とそのエンジニア、そしてデザイナーとの間に行き違いが生まれるような状況が起きることもあります。これが編み間違いや見た目の違いにつながり、今回のそれぞれの作品に讃えられるような特徴的な個性が生まれるのです。
作品に使われている糸は全て我々のスタジオで保管していた本当に特別な最後のひと巻きを再利用しています。これらの糸はハイブランドのクチュールから自動車に使用されていたものまで様々ですが、全ての巻が特別なもので貴重な財産でした。この最後のひと巻きをブレンドした時に、元の目的が持っていた世界観が全て合わさったような、高級感のある鮮やかなテキスタイルが誕生しました。
Borreにとってこれはとてもパーソナルで特別なプロジェクトです。
「テキスタイルはアートだ」という彼がずっと信じ続けていたことを反映しているからです。オランダの著名な美術館にテキスタイルが掛かっている情景を常に見てきたBorreにとって、「テキスタイルをアートのレベルまで高め、家の壁にかけれらるモノが作りたい」というCIBONEからのオファーは、彼にとってとてもスペシャルなリクエストだったのです。
- 価格
- 400,000円(税抜)
- サイズ
- 180cmx220cm
CIBONE x BYBORRE in Osaka
- 開催期間
- 11/27(金)〜12/20(日) 全日12時〜19時
- 開催場所
- CATHEDRAL 梅田店
- コロナ渦の中でのイベント開催のため、マスク着用にてご来店ください。
- 引き続き弊社スタッフも除菌、うがい、手洗いなど徹底してまいります。